7年前の話。。
俺は高校1年生だった。
クラスで1番の仲の親友だったアイツ!
いっつも学校サボったり喧嘩しにいったりナンパしにいったり。。
とにかく楽しかった!
お互いヤンキーに成り切れてない程度の根性の持ち主と言う事でも、めちゃくちゃ気があった。
二人揃うと怖いもんなんかなかったなぁ。
よくヤンキーおちょくり倒して猛ダッシュで逃げたよな。
お前と将来会社立ち上げて1億円稼ぐぞって、しょうもない夢も語りあったよな。
ある日、クラスで合唱コンクールの歌決める時に、お前はスピッツのチェリーを一押ししてたな。
結局、お前のゴリ押しで歌スピッツのチェリーに決定したけど、練習に参加する事一回もなかったやん!(笑)
夏休み明けがコンクールやから練習しよって女子達がゆって来た時にお前は俺だけ言って来いって訳のわからん発言したやろ?
俺本間に意味わからんくてブチ切れてお前に電話したのにすぐに保留押してたな。
メールで俺、入院してんねんって来た時に、俺が、ラッキーやん!可愛い看護婦Getしろよってフザゲた時にお前から急に電話かかってきて、涙声で怒鳴って、軽々しく言うなって言われた時、俺びっくりした。
なんかわからんけど、めちゃくちゃ心配なってお前の家に行ってオカンに理由聞いた。
お前、白血病らしいやんけ。
合唱コンクールの練習いかなっておばちゃんに言って今は無理って言われた時に本気で怒って泣いてたの聞いて、俺お前があん時にお前だけいってくれって言われた時の事思い出したよ。
なんで俺に言ってくれへんかったん?
おばちゃんに面会行きたいっていったけど今は無理だから、少しよくなったら来てね連絡するから。って言われたきり、お前もおばちゃんも連絡ないやん。
俺、お前がいたから学校頑張っていけるわって思ってたのに頼むから戻ってきてくれや。
なぁ。
9月に入って、先生からお前が白血病にかかってるって皆に説明があった。
俺は驚かへんふりしてた。
二日後に先生に呼ばれた。授業中やった。
来い。いいから来い。
俺にはすぐにピンときた。
頼む。死ぬな。絶対に死ぬな。
先生は、車でお前がいって元気な顔精一杯見せたれ。合唱コンクール来いっていったれて泣きながらゆってた。
俺も涙が止まれへんかった。
病院に到着した時、お前は白い布を被せられて寝てた。
本間にタイミング悪いやつやって泣いて叫んで我を見失った。
お前のおばちゃんに抱きしめられて、あの子、いっつも○○君の話しかせんかったんよって、泣きながらありがとうねって言われた。
生まれてから、初めて泣き疲れて立てなくなった。
お葬式では、お前の為に手紙を読んだ。
泣けへんぞって決めてたのにお前の写真みたら思い出す事がいっぱいで勝手に涙が出てきた。
合唱コンクール。
お前の遺影を持ってみんなで歌った!
二番はお前へのメッセージをみんなで読んだ!
聞いてますか?お前ここにおんねやろ?って俺は台本にない言葉で叫んだ。
コンクールの順位なんてどうでも良かった。
人の為に歌を歌うってのはこういう事なんやって本気で思った。
全校生徒がお前の為に泣いてた!
結果は審査員特別賞を頂いた。
ほんの僅かな思い出が俺は今でも凄いおっきな想い出になっている。
あの時、お前と話した位、すげぇ男にはなってないけど結婚もして子供も出来て必死に頑張ってるよ。
本間に最高の連れでした!
いつか俺がそっちに行くまで、ずっと俺の事見て笑っててくれ!
常にお前が笑いころげて羨ましがる生き方をしたるからな!